壁面緑化の保護について

ヒートアイランド現象への対応として大きな効果が期待され、環境にもやさしく景観の側面からも期待される都市部における壁面緑化ですが、壁面緑化は植物を利用したものですから一度施工してしまえば何の面倒をみなくても大丈夫というわけにはいきません。それなりに手をかけて保護してやる必要があるのです。具体的な管理としては灌水、剪定、病害虫駆除、施肥、除草などが必要になってきます。こうした保護管理の作業は年間を通じて一定の間隔で実施するというのではなく、使用されている植物と生育状況に対応して変化させていく必要があります。具体的な管理内容についてみていきますと、まずは灌水が必要になります。植物は年中一定の成長をしているわけではないので、年間で2回から4回程度灌水の間隔やその量を調整する必要が生じます。特に機械的な管理だけですと問題が起きる可能性があります。

また剪定は美しい壁面を維持していくために欠くことのできない保護作業のうちの一つです。当初の予定を超えて余分なところにツルが覆ってしまうようなことがあれば剪定が必要になりますし、機械に絡みついたり、隣地に伸びてしまったり、排水溝を詰まらせることもあるので面倒をみる必要があります。ただし、時期を間違えた剪定や剪定のし過ぎは植栽にダメージを与えることになるため慎重な管理が必要です。病害虫駆除も重要です。病害虫は症状を発見したり害虫を蜜片時に実施するべきで、これも過度に薬をまくといった行為はエコや環境保護から逸脱してしまいます。そのためにも日常的にチェックしてあげる必要があるでしょう。施肥については、通常は自動灌水設備に液体の肥料を注入して定期的に施肥をする方法が一般的ですが、生育状況にあわせて化学肥料を使って調整する必要もでてきます。除草については植栽基盤が露出しているような状況では必須の作業となります。都会の真ん中でもかならず植物の種は飛来してきますので定期的な目視とそれに伴う除草作業が必要となることは言うまでもありません。このような作業を年間通じて行い壁面緑化を保護していくためには専任の管理者が必要になるものと思われます。

やり始めると結構大変なのが壁面緑化ということになりますが、一定以上の効果がでれば、その努力もきちんと実り想像以上の満足感が得られることも事実です。じっくりと面倒をみながら本格的な定着がはかられるようにしていきたいものです。

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